Archive for 2015
良いお年を
H27年ももう暮れになりました。
今年は山田錦に挑戦したり、
正社員が増えて(厳密には一昨年の暮れですが)農繁期4人で仕事が出来たり、
食べる通信という食材付き情報誌の創刊号に載ったり(ブログに載せてませんでしたね、、後日アップします)
「お米ができるまで」という本が出版されたり
ツバメちゃんの米袋&箱を作ったり、
「北魚沼環境にやさしい農業をすすめる会」を設立して副会長になったことなど
色々な事があった年でした。
自分の力で出来る事は微々たるものですが、これも皆様のお陰と思い改めて感謝しております。
来年も、魚沼の地に新しい風が吹くように努力して行きたいと思います。
それでは皆様、今年一年大変ありがとうございました。
良いお年を( ^o^)ノ
魚沼の新酒できました!
メリークリスマス! イブ!!
今年もうちが作った五百万石からお酒ができました。
その名も「越後一会」
魚沼の水、米、酒蔵、魚沼にこだわってできた至極の一品です。
今年から酵母を新潟県限定のものを使い、吟醸香がより際立つようになりました。
確かにうまい!香りが高い!!
先だってお披露目会を行いましたので、その様子をアップします。
利き酒大会の様子。
この時点で結構酔います。。
米作りから酒造りまでを一本の動画に編集して試写会。
突然現れたミュージシャンが生演奏。
もう手に入らない昨年のお酒と飲み比べ。
(左はまだ正規ラベルを貼っていない今年のお酒)
もし、このお酒がご入用の場合は、御連絡ください。
まだ少し在庫あります(^^ゞ
一年ごとにお酒の事、酒米の事、皆様から教えて頂く事が多くてとても勉強になります。
これからも皆の声を繁栄して、一緒に良いお酒を造っていきたいと思います。
それでは皆様、心あたたまるイブをお過ごし下さいませ( ^o^)ノ
忘年会中で未来の農地を叫ぶ
有機栽培の会で、忘年会を行いました。
いつもながら白熱した議論が巻き起こり、冬ですが熱い夜を過ごしました。
宴会場だけでは物足りず、部屋に戻ってもまだまだ議論は続いていきます。
(毎年の事ですが・・)
白熱しすぎてケガ人は出なかったのですが、ついつい酔い過ぎてしまいます(‥;)
そんな中で、気になる話がありました。
それは、農業をしながらいかに農地を守って行くかという事です。
利益追求型の、良い農地しかやらず採算が取れないところは切り捨てる経営をしていいのかと言う話です。
私も機械が入らなかったりする様な本当に出来ない所はやりません。確かに今現在の効率の良い土地だけをやれば利益は出ます。
しかしそれ以外の農地は荒廃していきます。そしてその農地に隣接している水路や道も荒廃していきます。もっと米価が下がれば今効率が良いとされているところもその中で更に非効率な所は切り捨てられるでしょう。トカゲのしっぽ切りです。言ってしまえば日本の殆どが諸外国の大穀倉地帯からすれば非効率でしょう。「今儲かる所でやれば今儲かる」これはごく当たり前で誰でも分かる事です。全て切れ目の無い地続きの大地を授かる農業という業種の経営としてはこのごく当たり前の経営をしてよいのでしょうか? 大地を守ること、会社を存続させること、これを両立させることこそ本当の人の智の力ではないでしょうか。
もっと考えます。より深く。1000年続くシステムがどこかにあるはずです。今日も眠れません。そしてまたウソをついてしまいました。すぐ寝ます。それが特技です。朝起きたらスッキリして顔色が良くなっているかもしれません。
でも二日酔いで真っ青になってるかもしれません。
皆様には何色に見えるでしょうか?
私からは何も見えません(@_@)
ちょっとまじめなことを言ったので、お後はやわらかく〆たいと思います。
秋だと思ったら冬
皆様こんにちは!
長かった夢の海外出張も終わり。夢だったと気づいたので正気に戻ってブログの更新をいたします。
今年は雪がなかなか降らずに良い天気だなーと思い、水面に反射する朝日を一枚。
そして眼下に広がる雲海も。
ちょっと木であまりよく見えませんが、ご勘弁をm(_ _)m
天気が良いので、田んぼの乗り入れ口の整備をササーっとしました。
調子に乗って水が湧き出した所を暗渠排水(あんきょはいすい)。
パイプを埋めて水を外に出します。
なんか天気が雨になってきてだんだんと寒くなってきました。。
と思ったら、
雪です。
道路にはもう積もってます・・
この時期に降ると根雪になりそうです。
圃場整備もギリギリ終わり、冬支度も終え、、、てない!
機械が外にありました(>_<) 雪につぶされないように早々にしまいまーす。 魚沼はこれから想像を絶するような雪の中に埋没します(この地区だけ?) みなさまも寒くなってきましたので、お体にご自愛下さい。
ちょっと留守にします
今月7日~11日まで、出張のためちょっと留守にします。
決して海外にバカンスに行くわけではありません。
お米発注された方は申し訳ありませんが、12日以降の発送となります。
また、発注されてからのお振り込みがこの期間になった場合も12日以降に確認してからの発送となります。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
今後共宜しくお願い申し上げます。
米袋とか 新しくなりました。
おはようございます。
皆さんお元気でしょうか?
わたしはちょっと更年期。
この度「うおぬまのお米農家」の米袋
が新しくなりました。
30Kg用の袋のみなのですが、もう届いている方もいると思います。
怪しいカメラ小僧が激写。
皆様、、小僧に見とれないで米袋を見てくださいm(_ _)m
こちらはダンボール箱。
予算の都合上5.10Kgのみ作りました(^^ゞ
このツバメちゃんとともに全国においしいお米をお届けいたします!(^_^)/~
魚沼産山田錦!
今年の挑戦の中でもかなりの難易度だった「魚沼産山田錦」の刈り取りをしました!!
山田錦は晩成といって遅くに登熟する性質があるため、主に関西方面での栽培が主流となっています。
魚沼では日照や気温の関係から殆ど作る事ができないと思われていましたが、このたび色々な技術を駆使して作る事ができました。
しかもなんと減農薬栽培です。
倒伏軽減剤(稲の丈を短くする農薬)等は使っていません!!
これが出来るようになったのは、有機栽培のポット苗の技術が大きいです↓
この丈夫なポット苗をいち早く作るために2m以上積もった雪を排雪する所から始めました。
しかもそこにハウスを建ててその中で大切に苗を育てました。
圃場の選定も、一番適したところにして、
後は菌やミネラル、活性剤の力などをふんだんに使っていきました。
穂が出たときは感動ものでした。
8月後半の悪天候も乗り越え、ようやく稲刈りに辿り着きました。
今までの自分が培ってきたもの全てを出し切って挑んだ超こだわりの「魚沼産山田錦」
お酒になるのが待ち遠しいです!!!
魚沼産コシヒカリ発送中!
皆様大変お待たせして申し訳ありませんでしたが、只今絶賛発送中です。
稲刈りもあと少しで終わるので、これから本格的に 発送に力を入れられます。
ただ・・今年は長雨が続いたので収量がいまひとつなので、売り切れの際はご容赦くださいませm(_ _)mm(_ _)m
魚沼産有機栽培ミルキークィーンのハザ掛け
今年初の試みの一つが、「魚沼産有機栽培ミルキークィーンのハザ掛け」です。
少し名前は長いですが、「あんまり売っている所を見ないお米」です。
ミルキークイーンが珍しいワケではありませんが、魚沼産で、有機で、ハザ掛け(天日干し)という所が全部組み合わさっている所がとても珍しいです。
しかも源泉の水のみで作っています!!
ミルキークイーンはコシヒカリよりも柔らかめな品種なので、そういうお米が好きな方にはたまりませんっ。
うちでも一回炊飯してみましたが、なるほど柔らかくもちもちしていました。
水加減を変えてみて自分好みの柔らかさを発見することも楽しいですね。
言い忘れる所でしたが、こちら、、完全限定商品になります。
もし売り切れてしまった場合は、ご容赦くださいませm(_ _)m
お米ができるまで
「お米ができるまで」の著者 岩貞るみこ さんがやってきました!!
一年にも及ぶ取材、そして本の発売。
一つの本を書くのにこんなに大変なのか!と初めて知りました。
なんと言ってもノンフィクション! 「これは本当にあったことなのか?」とよく聞かれます。
本当にあったことなのです。
取材に来た日にトラブルが起こるという引きの強さなのか、はたまた常にトラブルが起こりまくっているからなのかは定かではありませんが、書いてあることは本当にあったことです。
後日、編集者の方に聞いたら 「こんなに長く取材をする人は珍しい」と言っていました。
プロ中のプロはスゴイですね!!
・・・日が沈み真っ暗になっている土砂降りの中、田植えをしている人も珍しいですが、それをカッパを着ながらじーーーっと微動だにせず見ている姿が忘れられません。涙が出るような取材魂!
ですが、まるで山奥に出没する〇霊のようにも見えます。。
「トラブル起これー」「機械壊れろ-」「なんかしろー」という怨念が聞こえてきそうです。
そして、その亡〇が シンイリにとりついたらもう大変!思った通りの事態が起こります。
たまに 憑依される事を楽しんでるのか、ひょっとしたら計算でやっているのか分からなくなります。。
取材が終わった時に「ネタはバッチリです!後は私が書くだけです!!」と褒めて頂きました。
私的には故意にネタを提供したつもりはまったく無いのですが(笑)
凄いぞ、シンイリ。
そんなシンイリも今はベテラン。
ブログにはもうベテランと書いています。
この本と共に、ベテランや、愉快な仲間達共のゆく末をお見守りください(^^ゞ