Archive for 2018
除雪も終わって浸種開始。からのカメラデビュー
長い冬も終わり毎日残雪を溶かしています。
除雪機で雪を飛ばして
ユンボでひたすら排雪!
資材置き場までの道も全部掘り起こします。
と思ったらユンボの先にカメラ小僧が!!
最近カメラを覚えたのであちこちに出現します(・д・)
そんなこんなでもう温湯消毒開始です。
ここから一年の稲作がスタートします!!
これもカメラ小僧が撮りました(・д・)
作業をしていると自分を撮ることができないので助かります。
消毒が終わったら10℃の水に浸けておきます。
これを10日続けると芽が出る準備が整います。
これからハウスを建てたり種まきをしたりと忙しい日々が続いていきますが、晴天に恵まれることを祈るばかりです(^_^)b
青年部総会と種子法
寒い冬も終わりだいぶ暖かくなってきましたね(^_^)/~
この度JA北魚沼青年部総会が行われました。
私はようやく部長の職を他の方に渡す事ができました。
開会のスピーチもこれで最後となります。
総会後の講演では、育種の専門家に種子法についてご教授頂きました。
最後に皆で記念撮影。
懇親会では卒業生に花束贈呈。
今までご尽力ありがとうございました!!
ここで少し真面目な話。
ずっといつ書こうか悩んでいた事ですが、この度育種の専門家にお会いできたので書くことにします。
それは色々なところで言われている「種子法廃止」です。
ネットでも様々な情報が出ていますが、簡単に言うと種子の供給を公共から民間に移譲することが目的とされています。
今まで米農家は県が開発した種子を購入していました。
それは非常に安定的で安価で購入出来ていました。
種子法が廃止になったときに「なぜ???」と思ったのを覚えています。
マスコミは違うニュースばかりでなぜこんな大事な事が全く報道されないのか?と疑問に思っていました。
しかも「改定」ではなく「廃止」です。
それは種子の権利を公共が手放すという事です(それだけではなく、各県が必死に開発してきた技術知識等もすべて民間企業に明け渡せということです)
名目は民間企業が活性するためと言います。ただ外国の企業に比べ日本の種子会社は非常に規模が小さく、資本に外資が入っている所もすでにあります。
これは「どこの企業のためなのか??」と思ってしまいます。
「種子を制するものは世界を制する」とは有名な言葉ですが、これは日本人の言葉ではありません。
種子がなければ食べ物はありません。
そして公共がまず守らなければいけないことは皆の命ではないでしょうか?
種子が自分たちのものにならないのは命を握られていることと同じだと思います。
ただ、誰かではありませんが、安心してください! 人がバタバタと亡くなるようなことはありません。
なぜなら種子が高くなっても農家が大変になり、消費者が購入するときの価格が少し高くなって、すぐには体に異常が現れない程度の毒が入っているだけです。
商売相手が亡くなってはビジネスになりません。
すでに海外企業が米の種子を売っています。ただ、、現種子の10倍近い値段になります。
そして放っておけば遺伝子組み換えの米ももう販売間近です。
除草剤耐性稲(畦に使う強いやつ)やトウモロコシ遺伝子入り稲。。。
この除草剤耐性稲と農薬をセットで購入して、除草剤空中散布すれば、畦の草も田んぼの中の草も一気に無くなります。
そしてさらに虫が食べると細菌毒で死ぬ様に作り替えておきました。。ということです。
すでに人間の食べるものではないような気がしますが、現実にアメリカも日本も農薬の成分である「グリホサート」の許容値を緩和しています。
特にアメリカはひどく緩和しています。
準備は始まっているようですね。
ただ、稲よりも小麦は深刻です。アメリカでは除草剤を収穫前にかけてわざと枯らすことにより乾燥のコストを大幅に削減しているところもあるようです。
これは生育中期に草を枯らすためではなく収穫前に本体を枯らすという日本では考えられない発想です。
ですが、これまで挙げて来たことはすべて「お金」のみを考えてきた流れだと思います。
私がずっと思っている「安全性」と「採算」の両立は難しいという所にぶつかります。
日本で有機農業が拡大しないのは、まさに「採算」が合わないということだと思います。
昔の農家は体に良くないと思いながらも農薬を使い初め、それが一気に広がり現在に至ります。
食糧難を乗り切るためには農薬が必要だったからという事もありますが、遺伝子組み換えも一気に広がるのでしょうか?
食べ物が無い時代に作るのと、他国のビジネスの為に作るのでは違うような気がしますが、このまま「お金」のみをベースに考えてしまったらあっという間に広がってしまうでしょう。
もう一度原点に戻って考えてみたいですね「お金」と「生きる」ということを。
除雪始めました。
一時は除雪の目印のポールが曲がったり、
90年代のヤンキーみたいになったり、
していましたが、ここのところ晴れが続いたので除雪を開始しました。
地面をえぐらないように慎重に慎重にやっています。
除雪機が飛ばした山があまりの高さになっていたので、山の上から地面までどのくらいあるか計測してみました。
ユンボにメジャーをくっつけて。
下に垂らします。
何と!!
7m33Cmでした!!!
これを4月上旬までに撤去しなければいけません。
もちろん業者の力も借りますが、最後は自分でしなければなりません(・д・)
これからあっという間に春の田植えに突入します!
徐々に体を慣らして行って5.6月のフル稼働に向けてウォーミングアップしていきます(^_^)/~
炭救出、そして屋根の雪下ろし
恒例のボカシ作りのための炭を掘り出しました。
1トンの袋に入っているのでユンボでないと持ち上がりません。。
パレットに乗せてフォークリフトで搬送。
雪が降っていなくて良かったです!(^^)!
(雪が少しでも降るとフォークリフトは使えませんっ💦)
そして最近大雪だったので倉庫の屋根が心配で登ったら、、、
きゃーーー!!!
大変(=_=)
雪庇が詰まってやばいことになっていました。
なんかサーファーが波に呑まれる瞬間を想像してしまいますが、ここは雪国です。
気を確かに持って恐る恐る近づきましたが、、、内側がキレイに凍っています。
思ったより固いです。
雪国は雪は多く降るのですが、気温が割とあたたかいので普通は下に落ちていきます。
今年はよほど寒かったせいか屋根で凍って下の雪につっかえていました!
さて・・・ 下から雪をどかしていくと、ある時点で屋根の雪が落ちてきて下敷きになります。
やむを得ず屋根に登って上から落としていく事にしました。
屋根の頂上から見ました、、
車が小さい。
除雪機も小さい。
スノーダンプはもっと小さい。。
振り向けば良い景色。
肝心などどどーーー!っと雪が落ちる瞬間はあまりの恐怖で写メどころではありませんでしたが^^;
なんとか生還しました。
それにしてもやっぱり人の気配が無い画像ばっかりですね(。・ω・。)
大雪の中指導農業士認定式
最近も変な天気が続いております。。
1週間晴れたと思ったら、その分まとめて降ったり、、、
天気が良い日はこんな感じでした↓
いつも思いますが、晴れれば雪はキレイですね(。・ω・。)
積雪はこんな感じです。
最近魚沼市の守門(スモンと呼びます)がよくテレビに出ているらしいので、多方面の方からねぎらいの言葉を頂くことがあります。
誠に感謝致しております。
雪の中に埋まって生活しているので人の温かみが何倍にも感じます。
ちまたは大雪で騒いでいるところなのですが、そんな中指導農業士の認定式がありました。
これは県が認定するもので、文字通り農業を指導できるような方が認定をうけます。
が!式が新潟市であるのでそこまで行かなくてはなりません!!
おおよそ車で4時間かけてたどり着いたのですが、やはり雪が多い!し寒い!!
新潟市内でもこんな積雪があるのは珍しいそうです。
式↓ 人気が無い画像ですいません。
夜もこんな感じ。
さらに人が写っていませんね(=_=)
名誉な認定を受けたので、これからも農業技術の研削と若手の指導をビスゥィー!!っとしていきたいと思います。
若手の指導って・・・・歳とったなぁ(笑)👴💦
有機糀販売とミルキー完売
~お知らせ~
以前からお問い合わせの多かった有機米糀(100%自家農園有機米使用)が、ようやくHPで販売出来るようになりました!
こちら1Kg単位での販売(1500円)となっております。
システム上1Kgごとに送料がかかってしまいますので、複数お求めの方はコメント欄に(送料再計算希望)と明記してください。
こちらからまとめた場合の送料を計算してお知らせ致します。
そして、、、申し訳ございません。。
ツバメのミルキークイーンが完売となりました。
毎年売り切れが早くて皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますm(_ _)m
他の品種もそうですが、来年はもう少しいっぱい作りたいと思います。
(毎年言っているような気がしますが(-_-;))
今在庫があるものは「ツバメのコシヒカリ」と「ふたえぼし」となります。
品種が少なくなってしまい申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。
うおぬまのお米農家
代表 小岩
魚沼のお米農家が作った「有機糀」1kg
お米の原料は自分の家で作っている「有機魚沼産コシヒカリ」を100%使用しています。
【原料白米の製造】
玄米の状態
↓
石抜き機にかける
↓
精米
↓
色選
↓
原料白米の完成
【糀作り】
米浸水米浸水
↓
脱水脱水
↓
蒸らし蒸らし
↓
攪拌・冷却攪拌・冷却
↓
種菌混合・攪拌種菌混合・攪拌
↓
容器に入れ、加温容器に入れ、加温
↓
何度か切り返し何度か切り返し
↓
約2日後、糀の完成約2日後、糀の完成
という手順を経て白糀が完成されます。
これを「うおぬま白糀」と命名しました。
味噌や、塩糀・魚を漬けたり甘酒を作ったり・・色々なご使用方法をお試し下さい。
販売は、1キロ単位で525円!!と超特価!!(税込)
魚沼減農薬コシ使用なのにスーパーで買うよりもグッとお安くなっています。
自分でお米を作っている農家ならではの値段です。
乾燥糀ではありません。生の菌が生きている生糀です。
生ものですので、要冷蔵にて5日以内にお使い下さい。
あけましておめでとうございます!
新年あけましておめでとうございます!
朝から山はこんな感じです。
早速神棚に新年祈願。
(もう雪は勘弁してください)
違ーーーう!!
(今年も良いお米が出来ますように)
こっちが正解(。・ω・。)
今年もスライムのように地を這って一生懸命精進致します。
雪の量は相変わらず変化ありませんが子供は大きくなったようで、、なんとおにぎりを作ってくれました!!
そして火曜サスペンス劇場のテーマを歌いながら絶壁についての説明を受けました。
おにぎりのおかずには大根とにんじんとニシンをねせ糀で浸けた「きっこし浸け」です。
これは郷土料理なのですが、大根を「切り壊す」ところから「きっこし浸け」といわれるようになったらしいです。
お酒のつまみにも持って来いです。
話は急に変わりますが、昨年はなぜか「詰まる」年でした。
というのも水を入れているパイプや機械のホース、フィルター等が以上に詰まって地味に大変でした。
その前年はパンクや足回りの故障が異常に多い「足がやられる」年でした。。
ちなみに昨年は1回もパンクは無かったです。。。
年によって傾向が違うのは不思議でしょうがないです。
今年は一体どんな傾向があるのか、早めに察知できればいいなぁと思って目を光らせている次第です(@_@)
少し話がそれましたが今年も社員一同、目をギラギラ光らせながら田んぼを走り廻っていきますのでどうぞよろしくお願い申し上げます!(^^)!
2018年 1月 1日
うおぬまのお米農家
代表 小岩 孝徳