CAT:7
2012.9.12
先日刈ったお米が、乾燥終了したので、今日は調整作業です。
調整作業と言っても分かりづらいのですが、細かく言うと、
大きい異物を取る→籾殻を取る→石を取る→小さい米を取る→変な色の米を取る→もう一回小さい米を取る→重さを量る→袋詰め、となります(長い・・)
幾多の試練を経た精鋭のみが生き残るかのごとく米も選別されるのです。
二枚目の画像は新潟県認証特別栽培農産物に認証されると貼れる、いわゆる認証マークです。
三枚目の画像は農薬や化学肥料をどのくらい使ったかという表示票です。
去年は19分の4成分(除草剤と殺虫剤)でしたが、今年は除草剤のみの使用で、19分の3成分(8割減農薬)になりました。
この除草剤を使わないで栽培出来れば、全ての圃場で有機栽培が出来るのですが、まだちょっとだけ先の(私の夢の)話です(^^;)
‘魚沼産コシヒカリ奮闘記’
特裁米調整作業
遅ればせながら・・
CAT:7
2012.8.25
遅ればせながらH23年産米の放射能検査の結果が送られて来ました。
24年産米からは収穫後すぐに検査をしようと思っていたのですが、そうすると23年産米も検査をやりたくなってしまったので、米が残っているうちに検査に出しました。
結果は、簡単に言うと「下限5ベクレルの測定では検出無し」ということでした。
100ベクレル以上あると危険ということですので、まずは問題無いかと思います。
(この基準値も賛否両論様々な意見があると思いますが・・・)
個人的には放射能も数値が高くなれば怖いですが、残留農薬(特に有機リン系の殺虫剤)の方が恐ろしいと思います。
これはどちらが毒性が強いかと言っている訳ではありません。
どちらも濃度が濃くなれば毒性が強くなります。
ではなぜ残留農薬の方が「怖い感じ」がするかというと、「人間が故意に自己の意思で使っている」という感覚が怖いのです。
毒と知っていても使う人は毎年毎年「食べる頃には人体に影響が無い程度に薄まっている」と思って使用しています。
なかには「食べる頃に消えている」と表現する人もいますが、これは重大なウソで、濃度が薄くなるだけで「消える」事はありません!
では毒と分かって放射能をかける人はいるでしょうか?たとえそれが人体に影響がないレベルだとしても。
米作りに必要な毒はしょうがなくて、放射能は絶対NO!なのでしょうか?
私はどちらもNOだと思います。
個人の力ではどうにもならない放射能は、今のところ微力な対策しか出来ません。
しかし、だからこそ個人の力でどうにかなる危険なものは、出来るだけ使用せずに作ろうと思います。