2012.11.17
肥料を散布したら、耕耘して土と肥料と藁を混ぜます。こうすると藁の分解が早く進み来春稲が成長しやすくなります(藁が残っていると春先に腐敗してきて、稲の根が傷んでしまう)
ここは魚沼でも特に涼しい所なので、植えた苗が早く根付くとその後の成長もスムーズにいきます。
それにしても初雪ももう降ったことだし、雪が積もる前に早く終わらせなくては!!
‘魚沼産コシヒカリ奮闘記’
放射能取材
2012.10.24
今日は朝から放射能(原発)に関する取材が3件もたてつづけにきました。
内容は、新潟にある柏崎の原発が全てメルトダウンしたら、魚沼市も避難区域になる可能性がある。
ということについて、魚沼産のお米を作っている農家の立場からどう思うか?というものでした。
避難区域になれば、農業は当然できず、即路頭に迷う訳ですが、仮に何年かかけて除染できたとしても、その後の風評被害で再起はおそらく無理でしょう。
それに農地は3年放っておくと元に戻すのは非常に困難です。
放射能は、日本一のブランドも、有機栽培で培った安全な土壌も、先祖代々守ってきた農地も、農家の安全な物を作ろうという意欲までも、一瞬にして奪い去ってしまいます。
これを、子供達の代まで残したくはありません。
今、「私たちが」何とかしなければいけない課題だと思います。
土
2012.10.16
田んぼの土を並べて、乾燥しています。これは全部土壌診断といって土の成分を分析するために乾燥させるのです。
土が悪いと病気になったり収量が少なかったりで良いことはないので、診断書を見て、足りない養分を補給します。
なんか人間と似ていますが、土もやはり生き物。ちゃんと面倒を見てやらないといっこうに良くなりません(>_<)
さらに人間と似ているのは、個性があって、色も赤、黒、茶色と様々です。(ぜんぶこの地区の土です)
この個性と向き合うのがまたおもしろいのですが、何年か耕作していると、だいたい同じような土質に近づいていきます。
最初は大変でもそうなるまで、ひたすら向き合っていくしかありません(まるで子育て!?)