新年あけましておめでとうございます
2022.1.2
新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い申し上げます。
今日はとてもいい天気に恵まれ、思わず外に出て写真を撮りました。↓
今年は私が就農して22年目の年となりました。
当時今でいう「新規就農」だったわけですが今も最新の思いを馳せながら仕事をしております。
(なんか昔買ったヌカ窯の説明書に「最新式」と書かれていたことを思い出しました)
そうです、当時「最新式」だった小岩は今年48歳になります。
体はだいぶ熟しておりますが思いは最新のつもりです。
今年は水稲の作付で42町歩・作業受託が延べ10町歩になりますが、ようやくここまでこれた感じがします。
県外の農業者を見ると、10年前は100町歩スゴイ!!と言っていたのですが、最近は200町歩越えがよく目立つようになって来ました。
魚沼は米価が高く農地を手放す人が少なかったため圃場整備が進まず小さい農地が多く残っています。
うちの田んぼも例外ではなく、500枚以上あります!!
標高も250mから600mまであり、土質も赤土からクロボク、砂地や重粘土まで様々です。
そんな中でも肥料設計や水管理で一定の水準まで均一にお米を作れるのは圃場整備や土壌検査をしたりスタッフの努力があってこそと思います。
今後の課題は畦畔の畔抜きと言って「複数の田んぼを一つにまとめる」ことです。
これは農地を維持するには必ず必要なことになります。(特に山の田んぼでは)
そして社員の労力にも関係してくるのでとっても大切なことです。
お米の品質に関しては、とにかくおいしいものを作りたい!ということですが、自分で「おいしい」と言ってもなかなか伝わらないので、各種コンクールに出品するということで証明していく方がいのかなぁと考えております。
ただ、品質の中には先程述べた「均質にする」ということも重要な事なので、それは品質や植える時期、栽培管理も考慮して取り組んでいきたいと思います。
稲作は、完全な「マニュアル」が無く、常に新しい方法、発見があるので毎年悩みますが飽きることがありません。これがこの「農業」という仕事の良さだと思っています。
これからも新しい考え方、方法を取り入れより良いお米を作っていきたいと思います!
最後に、ちょっと脱線しますが先日駅で財布を忘れてしまい、次の日からてんやわんやでした。。
支払いもあり、中には30万以上入っていたのですが、何より免許やカードの類が大変でどうしようかと焦っていました。
無くした日に駅に電話して見てもらいましたが、もう見当たらないとの事でした。
半ばあきらめていたのですが、数日たって駅に電話したら何と!「落とし物として保管してあります」とのことでした!!
急いで駅に向かって中身を確認したら、落としたときのままで何も変わっていませんでした。
見つけた方の連絡先を聞いたのですが、お礼も辞退するとのことで駅員さんには分からないとのことでした。
これは海外ではありえないことだと思います。
おそらく日本だけではないでしょうか?
本当に日本人ってすごいなぁーって感激しました。
いつかこのお礼ができれば嬉しいです。
この国に生まれて、仕事ができて、本当に良かったと同時にこういう思いやりを持った文化を大事にしていかなければ!という思いに駆られました。
ちょっと横道にそれましたが、どうしても伝えたかったので書いてしまいました(/・ω・)/
それでは2022年も「㈱うおぬま小岩農園」を宜しくお願い申し上げます。