有機と特裁
2013.11.5
今年も有機と特裁の認証がとれました。
最初の画像が「有機JAS認証]のシールで次の画像が「新潟県認証特別栽培農産物」のシールです。
JASとは、Japanese Agricultural Standard の略で要するに日本 農林 規格 と言うことです。
英語もたまには書けルンです。。
一般的には「無農薬・無化学肥料」という言い方がまだ根強いですが、この「無」ということが問題なので今はあまり使いません。
何故なら自分が「未」使用でも雨や大気にごく微量でも有害な物質が含まれていれば「無」では無くなるからです。
そんなこともあり、今は「有機栽培」と言っています。
「新潟県~~」は長いので「特裁」と言っています。
有機栽培と慣行栽培(普通の栽培)の中間が減農薬栽培ですが、その間があまりにも広いので県では「農薬・化学肥料5割以上削減」
という一定のラインを決めました。
そしてそのラインに沿った作り方をしたものに「特裁米認証シール」を貼る事ができます。(もちろん県に申請をしなければいけませんが)
個人的にはこういった制度は書類や検査など大変な事が多いのですが、とても必要な事だと思います。
そしてそれは厳しいほど価値のあるものになると思います。
誰でも、どんなやり方でも通用してしまうものは審査の意味がありません。
それに有機JAS等を勉強していると、為になることもあります。
たとえば、田んぼに生オカラを入れてはいけないとか、人の排泄物は使用禁止とか・・・
どちらも有機物には間違いが無いのですが(特に昔は人の排泄物は貴重な有機質でした)しかし今は田んぼに入れるには好ましくないものが入っているせいで、どちらも入れることができません。
(おからは消泡剤等が入っていないものならOK,しかし購入先に資材証明を求めないといけません)
といったような事を有機JASを取得する時に勉強するのですが、知らないとつい有機物だからといって入れてしまいそうです。
昔「自称」有機という方の栽培を見たことがありますが、思いっきり化成肥料を使っていました・・ まぁおじいちゃんだったので(-_-;)
色んな人が色んな作り方をすると、やはり一定のラインは必要になると思います。
しかし最近このラインが緩くなりつつあります。
これはなかなか有機栽培の面積が日本で増えない事が背景にあるらしいのですが、できれば時代に負けない制度であって欲しいものです。
そんな中で私に出来る事は有機栽培の面積を増やすことぐらいでしょう。
・・・・・・・・・・結構大変ですね。
今時代に負けそうになっちまいました。
来年はもう少し増やします!!
・・・・・ほんの少しです。
乞う ちょっと ご期待( ^o^)ノ