有機検査
2013.7.20
今日は有機栽培の検査がありました。毎年この時期に検査員がやってきて、圃場を巡回したり栽培記録を確認したりしてチェックしていきます。今回私が所属している「あふあふ倶楽部」は二日かけて検査していきました。この検査で致命的な不適事項があると有機栽培を継続する事ができなくなります。これは以前実際にあった話ですが、検査の日に有機圃場の近くで農薬散布をしている人がいて、その農薬が粉状だった為風に乗って有機圃場まで飛散してしまい取り下げ(有機として売れなくなる)をせざるをえなくなったケースがありました。
本人の落ち度ではないので、非常に残念だったと思います。この場合、また有機として売れるのは、2~3年後になってしまいます。長く有機を続けていた圃場でも、その一瞬で全てだめになってしまいます。非常に理不尽ですが、それくらいシビアな検査です。しかしそのような検査があるからこそ安全な農産物として提供できるので、非常に大事な検査だと思っています。倶楽部のみんなも普段の和気藹々とした感じでは無く、ピリピリした空気に包まれていました。そんな中今回は皆無事に検査を終えることができました。(ちなみに最後の画像は田の草の山です、皆さん草には苦労しているみたいですね)
安全なものを作るという昔は当たり前だったことが、今はとても時間と費用と労力がかかることに疑問を感じてしまいますが、私ができる限りは続けていきたいと思います。