3月, 2020年
本舗初公開!我が家の冷蔵庫~野菜室編~
2020.3.23
春の陽気が差し込む今日この頃。
皆様いかにお過ごしでしょうか?
本日はなんと!一番嫁が嫌がる(笑)冷蔵庫の中身を大公開致します。
嫁と知り合った当初。うかつに冷蔵庫を許可無く開けてしまい。「冷蔵庫を勝手に開ける人は大っ嫌い!!☠」と言われ、付き合ってもいないのに離婚の危機に陥ったのでそれ以来冷蔵庫の半径2m以内には立ち入らないようにしていたのですが、そんな嫁から「冷蔵庫の中身を見てごらん♡」的な誘いがあったので私は何かサプライズ的な⁉と思い期待に胸を膨らませて嫁のいない時にわざと見ました。
が、、、
開けてビックリ!!!↓
空ーーーー!!!
っていうか炭ーーーーーー!!!!
世の中コロナ騒ぎでトイレットペーパーや納豆とかよくわからないものまで買いだめしているのに、なんにもなーーい!!!!!
何を脱臭しているのかすら分からない炭を残して米粒一つも残っていませんでした。
しかし、これ、うちは結構よく見かけます。
自動車のガソリンは半分くらいになるとどうしよう、、どうしよう、、ってこの世の終わりくらい騒いでいるのに、なぜか食料は非常に在庫が少ない時がよくあります。
「なんでそんなに少なくしておくの?」って聞いたら「腐るよりいいでしょ!!」っていう逆切れとも脅しともとれる言葉が即座に帰ってきます。
「まぁ……その通りですね」と返すしかないくらい正論なのですが、不安になるところがいまいち分からないので、深夜にブログを書きながら嫁の精神状態をよく考察してみました。
そしたら昔、無名のミュージシャンがいて好きになったんだけど、だんだん有名になってみんなが良いって言いだしたら逆にどうでもよくなった。というワードが引っ掛かりました。
いつも冷蔵庫の中はモノが少ないのですが、全くないのはあまり見かけません。
おそらく世の中が買いだめに走っている様をみて逆に空にしてやろう!というなぜかロックな反骨精神が沸いたのではないでしょうか??
そんな右向け右の精神に反抗する気持ち。皆様はわかりますでしょうか?
おそらく彼女の心の中はいつも激しいロックが流れているのでしょう。
そんな事情もいざ知らず、あなたにプレゼントがあるの♡的な事を思った中二病の旦那も末期かもしれませんが、よく思い出すとあれは猫がネズミを捕ってきて「スゴイだろ!ほめてもいいんだぜ!!」といった時の表情だったような気もします。
ただ、、、車に乗っているときに急に違う道に入る時があって「どうしたの?」って聞いたら「だって前の車が右に曲がったから着いて行っちゃったの!」
と、、、超絶右向け右のコメントをする時があるのは、なぜでしょうか??
結論、女心は分かりません。
自動車という乗り物が人格を変えるんだ!!ということにしておきましょう。
そんなこんなで眠れない日々が続きますが、野菜室が野菜で満たされることを夢見て今日も眠りにつきます♡
おやすみなさい💤
法人になりました
2020.3.3
この度 「うおぬまのお米農家 小岩農園」 は農業生産法人 「株式会社 うおぬま小岩農園」に組織変更いたしました。
農業は株式会社にすると大変だよ~ という声もありますが、永続的な農地の維持を考えたときには法人の方が良いと思い変更しました。
私が農業を始めた20年前は一人でやっていければいいと思っていたのですが、農作業をしていくうちに高齢化で離農していく現状を目の当たりにしてこれはヤバい!と感じていました。
昨年まできれーーーいにしてあった農地がいきなり荒廃していく…… 「ヤバい」という表現より「怖い」という方が正確な感覚でした。
そこから、一人での農地の維持管理は限界があると感じ雇用を考え始めるようになりました。
ただ、一人で作業しているほうが設備投資しなくて良かったり条件の良くない農地は捨てていけばいいので短期的には利益が出ます。
「短期的には」というのは農業の世界ではおおよそ20年程度の年数になりますが、、40過ぎの私にはほとんど一生になります。
利益をあげている法人であれ個人を見ているとそのほとんどが土台(先代)がしっかりしていたか、農業者同士の合併によるものです。
それだけ「設備」に多大な費用がかかる業種になります。
あとは「立地」になります。
広大な農地が借りられる所を選んで就農する場合もありますが、もともと良い場所で農業を営んでいたところもあります。そういう方に聞くと必ず「うちは運が良かったんだよ」と言います。農地が平らで先代がある程度の地盤を築き、周りに競合がいない。。これが稲作で利益を上げている黄金パターンです。
ただ、中山間地でこのような話を聞いたことがほとんどありません。。
私の話に戻りますと、もう一つの選択肢である「一人でやっていく」方が利益が出たと思います。
ですが、先に書いたように農地を「捨てる」ということがどうも自分の中では納得できないことでした。
そもそも自分の所有する山の中の農地を残したかったから始めたので、ただ「利益」のみを考えたら平場だけで農業をしたほうが当然利益は上がります。
しかし! これはもう少し考えたら「利益を上げる=収入を増やす」ならわざわざ大変な「農業in山の中」を営まなくても他産業の方が良いのでは? ?ということになってしまいます。
ただ「お金」を考えるのであればそもそも最初から立地条件の悪い山の中で農業をしないほうが良くなってしまうのです。
なぜ? やるのか? というのは「農地という資源を減らしたくなかったら」かもしれませんが違う言い方をすると「自然が好きだから」です。
つくづく私は「仕事」は与えられるものだと感じています。
もちろんある程度の幅はありますが、「これをやりたい」「これが好き」は何かによって采配され、与えられたものだと思います。そしてその延長線上にあるものが「仕事」だと思います。ですが皆全員がそのように生きれないのは今のお金の制度が古いだけなのだと思います。
私は、自然を適切に管理し、自然と共に生きていくことが人間の「豊かさ」につながると思っています。
早くその価値観に今の貨幣の価値が近づいてほしいものです。
そしてより「豊かさ」を継続して維持していけるにはきちんとしたチームを組んで後継者も選べる法人という形にしました。
山が多い地形は変えられませんが、きれいな水と、人と四季がかがやく雪のくに 魚沼でこれからも試行錯誤しながら良いお米を作って皆様にお届けできるよう精進していきたいと思います
最後に20年間で一押しの写真を掲載させて頂きます。
これ⁉⁉ っていう突っ込みが全国から来そうですが、一番シュールな画像でお気に入りです。
でも、もし、弊社で一緒に働きたいとお考えの方。大丈夫です。おにぎりになるのは強制ではありまん。(パワハラとかになっちゃうので♡)
気付いたら被っているだけです。
社員いじりがひどいという噂もありますが、大丈夫です。真実ですから。
信じるか信じないかは、あなた次第です👆!!
2020年3月3日
株式会社 うおぬま小岩農園
代表取締役 小岩孝徳