2013.6.16
直まき(田んぼに種の状態で播く方法)の田んぼから芽が出てきました。
10年前にやったときは、芽を出してそのまま線状に播いたのですが、雀に食べられたり、播く量が一定でなかったりして、なかなかうまくいきませんでした。
そのときからメーカーには線状ではなく点状に播いていく方がいいよーーって言っていたのですが、10年たって改良されたらしく、点状にまいて鉄で種をコーティングする様になっていました。
鉄でコーティングするというのは、鳥に食べられないようにするためです。
今の問題点は、コーティングなしよりコーティングしたものの方が芽が出るスピードが遅いということです。
この「初期成生育が遅い」という事は、水管理や雑草対策に大きく影響してきます。
しかし、今モリブデンコーティングなどで、飛躍的に初期生育を良くする方法が研究されてきているので、10年後には殆どが直まきになってくると思います。
日本から育苗ハウスがあまり見られなくなるかもしれませんね(‥;)
‘魚沼産コシヒカリ奮闘記’
直まき
害虫VS益虫
2013.6.12
有機の田んぼでめずらしい光景に出くわしました。
葉っぱ一枚隔てて上にイネミズゾウムシ(害虫)
下、クモ。(益虫) 何クモかは分かりません。
イネミズゾウムシは稲の葉っぱを食べてしまいます。
ポット苗にする前はこれに食べられて全滅しそうになったときもあります。
クモは青虫やニカメイチュウやらをとにかく食べてくれます。
害虫や益虫は、稲を栽培することにおいて人間が勝手にそう呼んでいるだけですが、要するに「稲を食べたいもの」か「稲を食べるものを食べたいもの」ということで、稲がそこにあるかぎりどちらかだけになることはありません。しかし、このイネミズゾウムシはクモには食べられません。それは・・・「固い」からです!
昔水面に落ちたイネミズを水すましが飛びついたけど、ポイッて捨てたのを見ました。。あのどう猛な水すましでも食べません。(水すましは青虫なんか来た日にゃ2.3分で干からびるほどに吸いつくします・・・どう猛です!)
要するに固くて食べづらいから、いーらないってことです。これと似たものが、「カメムシ」です。
こっちは「固い」にプラスしてさらに「臭い」があるので、食べる側としてはもー最低の食材です。
こういうイヤーな虫が生き残るんですね。
私もよく頭が「固い」とか「おじいちゃんくさい」とか言われましたが、はたして生き残れるのでしょうか?
頭は「固い」より「うわーすごいゼッペキ」って言われた事の方が多いです。
あまり悔しいのでこの絶壁から飛び降りてやろうかとも思いました。
止めてね〇越さん!
何の話か分からなくなってきたのですが、とにかく害虫も益虫も自然の一部で、共存している。という画像でした。
ハス
2013.6.5
今日はハスを取りに近くの集落まできました。
ハスと言ってもレンコンということですが、これはハスの花を収穫する為のものなのでレンコン自体は大きくありません。
ちょうど変な顔をしている人が持っている位の大きさです。
これを自分の田んぼに入れて夏頃に花ハスを収穫します。
このレンコンは手で掘るのですが、とても深くに入り組んでいて非常に取りにくいです(トゲもあり、痛い(>_<))
なんとか一人20個位掘って終了。
午後植える時は、掘るときと対照的で30分もあれば終わりました。
田植えも一段落。
ということで、久しぶりに手伝ってくれた皆様と慰労会をしました。
出てきた料理に豆腐のサラダがあって、この豆腐がすごくうまい!
ということで豆腐作っちゃう?ってみんなに言ったら誰も賛成せず・・・
豆腐はあきらめてとりあえず、なんか豆植えます。運が良ければ秋収穫できるでしょう。
アップしなかったら出来なかったものとして、そのままそっとしておいて下さいm(_
_)m
石より堅く
2013.5.27
田んぼを耕耘していると、大きな石に当たる時があります。
トラクターがすごい音を出すので、降りて見てみると直径30Cm大の石が埋まっています。
最初は細いスコップで掘っているのですが、「バキッ!」と嫌な音がして真っ二つに・・・
悔しいので鉄の棒を持ってきて二人がかりでやっともち上がりました。
しかしここからが大変で、この石を田んぼの外まで運ばなければいけません。
そんなことを一日何回も繰り返しているのでなかなかはかどりません(>_<)
特に任せてもらったばかりの田んぼは石が多いことがあります。
大きな石を取るときは体力的にも疲れますが、それより心の持ちようが大きく左右します。
何よりも堅い「意思」が必要になります。
ちなみに画像の石の上に置いてあるのは、耕耘する爪が折れて埋まっていたものです。
毎年ここで石に当たって爪が折れたのでしょう。
私も石が重くて心が折れそうでしたが、外に出したときはなんか強敵に勝ったような優越感に浸れました(~o~)